Alessia CaraのScars To Your Beautiful 美を追求する女子への警鐘

Scars To Your Beautiful (Alessia Cara)

米ビルボードチャートHot100を眺めていたら目についたAlessia Cara(アレッシア・カーラ)のScars To Your Beautifulを取り上げてみました。彼女の代表曲と言えばHereが有名ですが、改めて聞いてみると、ボーカルに中毒性があります。何となくずっと聞き入ってしまうボーカルです。

この記事ではScars To Your Beautifulの歌詞や意味の解説と、歌詞に使われている英語表現やフレーズの解説をします。歌詞カードに付いてくる対訳はあくまでも一つの解釈です。英語の歌詞を英語で読み取って、あなただけの日本語訳や和訳をしてみてくださいね!

本サイトでは、批評・研究の目的での引用に留め、歌詞の全体像やその対訳・翻訳・和訳は、著作権や翻訳権の関係で載せていません。英語の歌詞についてはgenius.com>Scars To Your Beautifulをどうぞ。

歌詞全般について

自分を追い詰めてまで美を追求する女子に対して警鐘を鳴らしています。歌詞に出てくるsheはすべて、そのような女性を指しており、美とは「ありのままの自分でいること」なんだというメッセージを伝えています。気のせいかも知れませんが、Bruno Mars(ブルーノ・マーズ)の大ヒット曲Just The Way You Areに出てくる語彙が多く使われているような気がします。この曲をモチーフにしたように思えたのですが、深読みのし過ぎでしょうか??

英語の歌詞と和訳のヒント

she just wants to be beautiful

美しくなりたいという「彼女」の描写から始まります。

she goes unnoticed, she knows no limits

go unnoticedは「気付かれない」こと。この文脈では「注目されずに終わる」という意味になりそうです。それでも彼女は「限界を知らない」と続きます。

she craves attention, she praises an image

craveは「懇願する」という意味。an imageは理想像としての「イメージ」のこと。彼女は注目を浴びたいと切望し、理想だけを追いかけているようです。

she prays to be sculpted by the sculptor

「彼女は彫刻家によって、彫刻にされたいと祈る。」一般的に彫刻は、肉体美の象徴とされます。

she don’t see the light that’s coming, deeper than the eyes can find it

前半は「彼女は向かってくる光が見えていない」、後半は「目が見つけられるよりも深い(ところにある光)」だということ。周囲が見えなくなっている状態を描写しています。

maybe we have made her blind

「たぶん私たちが彼女を盲目にさせたのだろう。」「私たち」とは「この社会」と意訳してもよさ気です。

she tries to cover up her pain and cut her woes away

cover up Aで「Aを隠す」の意。woeは「苦悩、苦痛。」痛みを隠しては、ないように振る舞う彼女の姿が想像できます。

cause covergirls don’t cry after their face is made

covergirlsは「表紙を飾るような女性」のこと。そんな女性は「顔が作られた後は泣かない」わけですが、化粧をした後は「泣く」ことができないと考えられます。また、「泣かない」=「感情を無くす」という解釈もできます。

but there’s a hope that’s waiting for you in the dark

ここまでは悲観的な語り口でしたが、ようやくここでbutが来て一息つけるところです。「暗闇の中にもあなたを待っている希望がある。」

you should know you’re beautiful just the way you are

just the way you areは「ありのままのあなたで」を意味する常套句。「ありのままで美しいことを知るべき」と歌っています。

you don’t have to change a thing

don’t have to change a thingで「一つも変える必要がない」ということ。

the world could change its heart

the worldは「周り、世間」という意味合いです。「周囲が心を変えることができる。」

no scars to your beautiful, we’re stars and we’re beautiful

no …で「…はもういらない」と和訳できそうです。scarsは「傷跡」のこと。文法的にはyour beautyが正しそうですが、your beautifulとすることで強調表現になっています。「あなたの美しさには傷跡はもういらない。」scarsとstarsは韻を踏んでいます。

she has dreams to be an envy, so she’s starving

an envyは「羨望の的」のこと。「羨望の的になりたいと夢見ながら、お腹を空かせている。」

you know, covergirls eat nothing

you knowは「ねえ、あのさ」などを意味するフレーズです。「お腹を空かせている」のはもちろん「何も食べないから。」

she says “beauty is pain and there’s beauty in everything”

sheとはカバーガールのことでしょう。彼女は「美とは痛み(を伴うもの)で、すべてのものに美がある」と言っています。

“What’s a little bit of hunger?”

ここのwhat’s …?は「…だから何だっていうの?」のような訳ができそうです。「ちょっとくらいの空腹が何だって言うの?」ということでしょう。

“I can go a little while longer,” she fades away

「もう少し長く行ける(空腹でいられる)」というセリフ。fade awayは「次第に消えていく」ことを指します。

she don’t see her perfect, she don’t understand she’s worth it

worth itで「それだけの価値がある」ということ。また「彼女」の描写に戻ります。「彼女は自分の完璧さが見えず、自分に価値があることを理解していない。」

or that beauty goes deeper than the surface

or (she don’t understand) thatと省略部を補います。「美は表面(的なもの)よりも深いところを行く」ことを理解していない、ということ。

to all the girls that’s hurting, let me be your mirror

「傷ついたすべての女子に」、「自分が鏡になりたい」と語っています。

help you see a little bit clearer the light that shines within

the light that shines withinで「内側で輝いている光。」自らが鏡となって、その光を少しでもクリアに見えるように手伝いたい、と歌っています。

no better you than the you that you are

the you that you are = just the way you areと同義。「ありのままのあなた」に勝るものはないということです。

no better life than the life we’re living

構文は同に同じ。「私たちが(生き生きと)生きている人生」に勝るものはない。

no better time for your shine, you’re a star

your shineも強調表現。「あなたが輝いている時間」に勝るものはないということ。

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