The Chainsmokers ft. HalseyのCloser タイトルとは対照的な歌詞内容

Closer (The Chainsmokers ft. Halsey)

ビールボード・シングルチャートでも好調な The Chanismokers(ザ・チェインスモーカーズ)。2016年9月18日現在、今回取り上げるCloserが第1位をキープしています。Halsey(ホールジー)をフィーチャーしたこの曲は、先日8月28日に行われたMTVのVMA(Video Music Awards) でも披露され、違う意味でもセンセーショナルでした(動画で確認してね!)。

The Chainsmokersは、他のアーティストをフィーチャーした曲がヒット曲しているように思いますが(肩書きがDJ / プロデューサーなので当たり前と言えば当たり前ですが) 、もっといろんなアーティストとコラボしてほしいところです。

Halseyはカナダ出身のシンガーソングライター。変わった名字ですね。そして「ホールジー」というスペルがなかなか覚えられない…。どうしても「ハルセー」と読めてしまう…。いやしかし、DrakeやShawn Mendes、Justin Bieberなどカナダ出身のアーティストって結構多いんです。

この記事ではCloserの歌詞や意味の解説と、歌詞に使われている英語表現やフレーズの解説をします。歌詞カードに付いてくる対訳はあくまでも一つの解釈です。英語の歌詞を英語で読み取って、あなただけの日本語訳や和訳をしてみてくださいね!

本サイトでは、批評・研究の目的での引用に留め、歌詞の全体像やその対訳・翻訳・和訳は、著作権や翻訳権の関係で載せていません。英語の歌詞についてはgenius.com>Closerをどうぞ。

歌詞全般について

Closerは「もっと近くに」という意味なので、甘いラブソングかと思いきや、失恋ラブソング。作者のChainsmokersのインタビューによれば、

The songs about f–king your ex-girlfriend and then after remembering all the reasons why you hate that person.

和訳: 「この曲は元カノと〇〇した後に、どうしてその彼女が嫌いなのかを改めて思い出すことについて歌ってるんだ」

と言っているように、元カノが登場します。別れた後に、キレイになっている元カノを偶然ホテルのバーで見かけ、その後は…(文字にしなくてもおわかりですね)。The ChainsmokersのAndrew Taggart(アンドリュー・タガート)が歌う男性パートと、Halseyが歌う女性パートで、コーラスに入る前の歌詞がほとんど同じつくりになっているのは、個人的におもしろいと思っています。

英語の歌詞と和訳のヒント

I was doing just fine before I met you

いきなり「君と会うまではうまくやっていた」というカミングアウト。

I drink too much

drinkは日本語と同じで、「飲む」だけでアルコールを飲むという意味にもなります。ここでは「呑んだくれる」という感じ。

that’s an issue

名詞形のissueは「問題」という意味。動詞の意味だと、「…を発行する」などの使い方もできる単語です。「呑んだくれているのも問題だけど」というような意味。

you tell your friends

おそらく命令文。だとすれば、「君の友達に伝えといてくれ」と訳すのが適切。ただし「君は君の友達が…だと言っていた」とも解釈可能です。

I know it breaks your heart

ここのitは特定の意味を持たない形式的なものです。「君の心を傷つけてしまうだろうことは分かってる」とでも訳せばOK。

a broke down car

brokeは「文無し」という意味があるとおり、ここでは「オンボロ車」を意味します。

four years, no calls

「4年間何の連絡もなし。」there’re no calls in four yearsの意味。別れを選んだ後の二人の関係が垣間見えるフレーズです。

I can’t stop

「止められない。」何が止められないのか? この直前の歌詞が例の「ホテルでキレイになった君を見かけて」というフレーズなので、おそらく衝動を抑えられないとか、そんな感じでしょう。

your Rover that I know you can’t afford

Roverは英国の自動車。that以下はRoverの説明。can’t affordで「…する余裕がない」なので、「君が買えそうにもないRover車。」

bite that tatoo on your shoulder

君の肩に彫ってあるタトゥーに噛みつく。そのような行動をする時はどういう時かはご想像のとおり。

we ain’t ever getting older

ain’tはこの場合、aren’tの代用。ain’tがもつニュアンスを知りたいなら、
ain’tの意味と使い方 ー 皆さんも聞いたことのある英語の短縮系ですの記事が詳しいです。everは意味を強める働きをしており、ここの和訳は「俺たちはちっとも歳なんかとっていないさ」のような感じになると思われます。「きっとまだまだ若い」と自分たちに言い聞かせている印象です。曲の後半になると繰り返しこのフレーズを歌いますが、その繰り返しが多くなればなるほど、「本当はもう若くないんだ」という事実が見えてくることも真実です。

you look as good as the day I met you

as good asで「同然」という意。「あなたは出会った頃と少しも変わってない。」

I forget just why I left you

「なぜあなたを振ったか忘れてしまった」と歌っています。leftはleave(置き去りにする)の過去形。leaveは「恋人を振る」という意味があります。4年の月日が経って、過去の記憶も薄れてしまっているのでしょう。

I was insane

「狂って」という意味です。insaneは、「精神的に異常をきたして」というニュアンスがある単語です。「あなたを振った私がバカだった」的なフレーズ。

stay and play …, okay

「ここで…をかけましょ」的な日本語訳が最適。stayは「その場にずっといる」こと。stayは必ずしも「滞在する」という意味にはなりません。最後のokayは相手に同意を求めている感じでしょう。

we beat to death

文字通り訳せば「死ぬまでビートに乗る」となり、音楽を死ぬほど聞くという意味に。昔一緒に聞いた曲を聴くことで、過去の良い思い出がさらに美化されて蘇ってくる…という構図でしょうね。お互いの気持ちが高まったところで行き着くのは、やはりあれしかありません。

曲の聴きどころ

聴きどころはHalsey(ホールジー)が入ってきた後の盛り上がりでしょう。ホールジーの張りのあるボーカル、そして男女合わさってのコーラス。演奏は淡々と進んでいくような印象が強い分、後半にかけて2人のボーカルが盛り上がっていくところがおすすめです。

The ChainsmokersのAndrew TaggartとHalseyが自ら主演するMVが公開されました。と同時に、2016年10月26日現在で、Closerは全米ビルボード10週連続1位をキープしています。正直そこまで人気があるとは思いませんでした(DrakeのOne Danceがずっと1位をキープしていた時もそう思いましたが…)。ビルボードの順位は単純な売り上げだけでなく、ラジオでの放送回数やストリーミングでの再生回数など、いろいろな指標によって計算されているらしいので、もしかしたら上手く宣伝された曲が長期にわたり1位をキープしやすいのは、避けられないのかもしれません。

「曲の聴きどころ」から話が派生してしまいました。以下はMVです。上で紹介したVMAアワードの動画もそうですが、この主演の2人、本当に付き合っているのでは? そう思わせられる程の「熱さ」をMVから感じます。

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