DayaのSit Still, Look Pretty その歌詞に浮かぶ女性像

Sit Still, Look Pretty (Daya)

Daya(デイヤ)は、若干17歳のアメリカのシンガーソングライター。ちょっと調べてみたら、祖父がインディアンなのだとか。それはさておき、彼女のヒット曲はThe ChainsmokersとのコラボであるDon’t Let Me Down。USチャートでは最大3位と、いい数字を叩き出しています。

17歳とは思えないくらい歌唱力・表現力があるボーカリスト(個人的な感想)だと思います。2016年10月7日には、同曲名をタイトルにしたアルバムがリリース予定です。めちゃくちゃ楽しみな新人アーティストです。

この記事ではSit Still, Look Prettyの歌詞や意味の解説と、歌詞に使われている英語表現やフレーズの解説をします。歌詞カードに付いてくる対訳はあくまでも一つの解釈です。英語の歌詞を英語で読み取って、あなただけの日本語訳や和訳をしてみてくださいね!

本サイトでは、批評・研究の目的での引用に留め、歌詞の全体像やその対訳・翻訳・和訳は、著作権や翻訳権の関係で載せていません。英語の歌詞についてはgenius.com>Sit Still, Look Prettyをどうぞ。

歌詞全般について

Dayaのもう一つのヒット曲Hide Awayと似たようなコンセプトでつくられています。そこに描かれているのは、「男が理想として描くような女」にはなりたくないと声高に叫ぶ女性像です。Hide Awayは「いい男はいったいどこに行ってしまったの?」という、世の男性へのメッセージが貫かれていました。表現が違うだけで、歌詞が伝えようとしているのは、Sit Still, Look Prettyも同様のことでしょう。

英語の歌詞と和訳のヒント

could dress up

you (またはI) could dress upと、主語を補うとよいでしょう。「着飾ることができる。」

guess what?

会話の最初に相手の注意をひきつけるお決まりのフレーズ。「それでどうなると思う?」おめかしして、男だってつくることもできる、でもそうがどうしたって言うの? 的な発言です。

that girl who’s living in the Barbie world

whoは関係代名詞で、who以下はgirlの説明。バービー人形のような女の子にはなりたくないと歌ってる訳ですね。

could wake up

1行目に同じ。you (またはI)を主語として補うとよいでしょう。wake up in make upで「化粧して目覚める」なので、「化粧だってできる。」

play dumb

dumbは「ばか、あほ」という意味。play dumbで「知らないふりをする。」次に続くpretendingと同義と捉えても差し支えないと思います。

a boy who’s gonna treat me like toy

whoは関係代名詞なので、やはりwho以下はboyの説明語句です。自分をおもちゃのように扱う男ならいらないと歌っています。

girlies

girlieでgirlとほぼ同じ意味。主に自分の女友達のことを指すようです。

I don’t wanna be…

「…になりたいくない。」wannaはwant toの短縮語。

the puppet that you’re playing on a string

thatは関係代名詞なので、that以下はpuppetの説明。「あなたが糸を使って遊ぶ人形」=「あなたの操り人形。」

this queen

「この女王。」「この」は、自分のことを指して言っています。「この私は」と訳してもよい。

this gal

これも同様。「このギャル。」galは日本語にもなっていますね(死語かもしれませんが…)。

rule the world

「世界を制する。」この場合のruleは動詞の意味です。

this is where I’m gonna be

whereは関係副詞と言います。「どこ」という意味はなく、「…の場所」という日本語に置き換え可能です。「ここが私がいたい場所。」gonnaはgoing toの略語。

because I wanna be

「なぜなら、私がいたいから。」because this is where I wanna beと省略されている部分を補って考えるとよいでしょう。

sit still, look pretty

タイトルにもなっているフレーズ。sit stillのstillは「じっとして」という意味。look prettyは「かわいらしく見える」こと。バービー人形みたいに、お澄まししてかわいくしているような女性にはなりたくないということ。

get off on

「夢中になる」という意味があるイディオム。主にアメリカ英語とのこと。

a 9 to 5

日本語で言う「9時5時」の意。朝9時から夕方の5時まで働く、通俗的な理想の生活を指します。

picket fences

これも理想を表したフレーズ。picket fancesは、海外ドラマの裕福な家に付きものの「白い柵」のことを指しています。

trophy wives

trohyは、あの「トロフィー」の意味もありますが、ここはwivesが続くので、「よくできた妻」とでも和訳できるでしょう。

Mr. Right

これも「理想の男性」を指す。

could be nice

「いいかもしれない。」couldは控えめな言い方。

he wanna take control

heはMr. Rightのこと。理想の男でも、主導権を握りたがると、非難しています。

would rather fly solo

would ratherは「むしろ…したい」で、soloは「ひとりで。」この歌詞の主人公は、男に支配されるくらいなら、ひとりでいたいと言っているようです。

Snow White

「白雪姫。」

chores

「雑用。」

that’s not what a lady’s for

what A forで「Aのためのもの。」「それはレディーのためのものではない」=「それはレディーがやることではない。」

captivity

「束縛。」capture(…を捕える)の派生語。

I might love me some vanilla

変わった言い回しに聞こえますが、love me …で、really loveという意味になるそうです。スラングですが、使えそうな英語表現ですね。「私はバニラがとっても好きだけど」という意味になるかと思います。

I’m not that …

「私は…ではない。」

HBIC

Head Bitch In Chargeの略称。in chargeは「…を担当して」という意味。「ボス猿」のようなニュアンスの語です。今風に言えば「ラスボス」?!

pretty hurts

Beyoncé(ビヨンセ)の曲にPretty Hurtsがあります。「美の追求には痛みが伴う」というような意味です。「男はつらいよ」ならぬ、美しさを追い求める「女はつらいよ」という感じ?!

曲の聴きどころ

牧歌的なのほほんとしたバッキングに乗せて、リズミカルに歌うDaya(デイヤ)の歌唱力・表現力を楽しみましょう。特にサビの部分が軽快なリズムで、思わず口ずさみたくなります。流れるように歌われており、聞いていて飽きがこないのは、歌い手の歌唱力によるものが大きいと言うことができるでしょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする