Twenty One PilotsのRide まるで禅問答のような問いかけの歌詞

Ride (Twenty One Pilots)

Twenty One Pilots(トゥウェンディー・ワン・パイロッツ)のRideを取り上げました。なかなか行間を読むのが難しい歌詞です。この曲に限らず、作詞作曲者のTyler(タイラー)の書く歌詞は難解です。和訳にチャレンジしているサイトがいくかありますが、かなり苦し紛れに訳しているようです。

この記事ではRideの歌詞や意味の解説と、歌詞に使われている英語表現やフレーズの解説をします。歌詞カードに付いてくる対訳はあくまでも一つの解釈です。英語の歌詞を英語で読み取って、あなただけの日本語訳や和訳をしてみてくださいね!

本サイトでは、批評・研究の目的での引用に留め、歌詞の全体像やその対訳・翻訳・和訳は、著作権や翻訳権の関係で載せていません。英語の歌詞についてはgenius.com>Rideをどうぞ。

歌詞全般について

rideは「人生」を意味するメタファーであるという点は異論はないでしょう。その人生を歩んでいく中で様々な人に出会っていくから、人生が旅に例えられもするわけですが、出会った人すべてと最後(死)まで旅を共にするわけではありません。通りすがりの人もいれば、人生のお伴として大切にする人もいます。作者のTylerは「身代わりになって銃弾を受ける」という例えを使って、「誰のために生きて、誰のために死んでいくのか」という問いに挑もうとしています。その問いかけは、禅問答のような答えのない問いなのかもしれません。

英語の歌詞と和訳のヒント

I just wanna stay in the sun where I find pieces of peace in the sun’s peace of mind

wanna = want to。whereは関係副詞。直訳すると「太陽の心の安らぎの中で平安のかけらを見つけられる日向に僕はいたい」となります。くどい?

I think about the end just way too much

wayはtoo muchを強める表現です。「僕は終わりのことばかり考えてしまう。」「終わり」=「死」ということでしょうか?

it’s fun to fantasize on my enemies I wouldn’t wish who I was

it’s fun to …で「…するのは楽しい」という意味。何が楽しいかというと、「僕がそうでなかったらいいなと思う敵について空想すること」を言っているようです。

I’m falling, so I’m taking my time on my ride

「僕は落ちている。だから、この旅をゆっくり時間をかけていくんだ」と和訳できます。旅とは人生を表すメタファー。rideは「乗り物による旅」を指します。

“I’d die for you,” that’s easy to say

「君のために死ねる」と言うのは簡単だ、ということ。

we have a list of people that we would take a bullet for them, a bullet for you, a bullet for everybody in this room

「僕たちには銃弾を代わりに受けてもいい人のリストがある」が大意であると思われます。面白いのは、「この部屋にいるすべての人のために銃弾をうけてもいい」と言っていること。言うは易し、行うは難し、ということを言っているのだと思います。

I don’t seem to see many bullets coming through

ここは上の銃弾の話を皮肉っているライン。「(実際には)たくさんの銃弾が飛んでくることなんか見たことがないようだけど」となると思われます。

metaphorically I’m the man

metaphobicallyは「比喩的に言えば」の意。こういったたとえ話でなら、銃弾を受けることが「男らしい」ということができるだろうけど、というような意味合いかと思います。

but literally I don’t know what I’d do

literallyはこの場合は「誇張なしに」の意味。実際に銃弾が飛んできたら、「どうするかはわからない」ということ。

“I’d live for you,” that’s hard to do

「君のために生きる」のは難しい、ということ。

even harder to say when you know it’s not true

直訳すると「それが真実でないと知っている時は、そう言うのはさらに難しい」となります。

even harder to write when you know that tonight

ここも同様、「それを今晩知っている時は、それを書き留めることはさらに難しい」と直訳できます。

there were people back home who tried talking to you

back homeで「故郷の」という意味。「故郷には話しかけてくれる人もいた」ということ。

but then you ignore them still

「しかし、彼らを無視してしまうんだ。」彼らとは、好意で話しかけてくれた故郷の人のことでしょう。

all these questions they’re for real

直訳は「これらのすべての問いは、本物なんだ」となります。

like who would you live for? Who would you die for?

likeで「…のような」の意。たとえば「誰のために生きるのか?」「誰のために死ぬのか?」という問い。

and would you ever kill?

killの後ろの目的語が省略されています。ある解釈によれば、ここはkill youselfではないかとのこと。「自ら命を絶つのか?」という問い、ととることが可能。

I’ve been thinking too much, help me

「僕は考えすぎなんだ、助けてくれ」と。先に出てきたような問いかけばかりしながら過ごしていたら、そうなりますわな、という感じもします。

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