Ariana Grandeのthank u, next ”next”という歌詞に込められた思い

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thank u,next (Ariana Grande)

アリアナ・グランデの新曲”thank u, next”が、YouTubeで公開後、たったの22時間でこれまでのYoutTube史上最高の4590万回を抜き去り、大記録を打ち立てたそうですね。11/30に公開され、12/12現在では1億6千万の視聴回数となっています。

なぜここまでの視聴回数をたたき出しているかはMVに秘密があるようですが、この点については他のサイトに詳しく書かれているので、本サイトでは取り上げません。

この記事ではthank u, nextの歌詞や意味の解説と、歌詞に使われている英語表現やフレーズの解説をします。歌詞カードに付いてくる対訳はあくまでも一つの解釈です。英語の歌詞を英語で読み取って、あなただけの日本語訳や和訳をしてみてくださいね!

本サイトでは、批評・研究の目的での引用に留め、歌詞の全体像やその対訳・翻訳・和訳は、著作権や翻訳権の関係で載せていません。英語の歌詞についてはgenius.com>thank u, nextをどうぞ。

歌詞全般について

今までに付き合ってきた彼氏とのことを振り返りながら、辛いこともあったけど、その経験のおかげで自分自身が成長できたと歌っています。歌詞に出て来るSean、Ricky、Pete、Malcomすべてが、歌い手のアリアナの元カレ実名というからすごい(事前に承諾はとっているそうですね)。

そして2番目の歌詞で新たな恋人が出てくると思いきや、新たな展開。スーパーポジティブなアリアナのメンタリティーが感じられる歌詞です。

サビのthank u next(ありがとう、次)にしても、このnextを入れることで、私は困難にぶつかっても「次」に進む、という気迫が伝わってきそうです。

英語の歌詞と和訳のヒント

thought I’d end up with Sean

I thought …と主語の「I」を補って解釈しましょう。英文日記ではこのように主語の「I」を省略することが多い。
end upで「最終的に…になる」の意味。

but he wasn’t a match

matchは「つりあった人」という意味。Seanは「私には合わなかった」ということ。

wrote some songs about Ricky, now I listen and laugh

Rickyについて曲を書いたけど、「今聞くと笑ってしまう」
laughは「声を立てて笑う」ことを意味します。

even almost got married

almostは「ほとんど、あと少しで」という意味なので、「もう少しで結婚しそうだった」となります。

and for Pete, I’m so thankful

for Peteが前面に出て倒置されています。
I’m so thankful for Peteで「Peteには感謝している」

wish I could say, “Thank you” to Malcom

wish I could …で「…できればいいのに」という仮定法過去の用法。この用法は後悔の念を示す意味合いもあります。

‘cause he was an angel

「なぜなら彼は天使になってしまったから」
「天使になってしまった」=「天に召された」

one taught me love, patience, pain

oneは不定代名詞。ここまでの歌詞に登場した4人の元カレの誰を指すかは不明ですが、「ある人は愛を、ある人は忍耐を、またある人は痛みを教えてくれた」と歌っています。

now, I’m so amazing

直訳すると「今、私はこんなにもすばらしい」
元カレによって成長したと言っているのでしょうか。

say I’ve loved and I’ve lost

sayは挿入的に使われる語で「たとえば、言ってみれば」の意味。
「そうね、私は愛してきた、そして失ったきた」という感じでしょうか。

but that’s not what I see

「でもそれは私がわかったことではない」
seeは「見える」というよりも、「わかる」の意味に近い。

so, look what I got

「だから、私が得たものを見てほしい」

look what you taught me

それは「あなたが教えてくれたもの」
このwhatは関係代名詞で「…もの/こと」と意味をとるのが正しい。

and for that, I say thank you, next

and for thatで「そのことに関しては」、「私はあなたに感謝を伝えたい」

I’m so fuckin’ grateful for my ex

fuckin’は単に強意語として使われることもあれば、軽蔑などの意味が込めらることも。ここはアリアナのみぞ知る!
「私はすっごく元カレに感謝している」 exはex-boyfriend(元カレ)。

spend more time with my friends

「今じゃ友達といる時間が多い」

I ain’t worried ‘bout nothin’

‘bout = about、nothin = nothing。ain’tはこの場合「am not」の代用。ain’tの持つニュアンスはこちらを参照。
ain’tとnothin’は二重否定ですが、ここでは否定を強めており、「何っにも悩んでいない」のような解釈が適切です。

plus, I met someone else, we havin’ better discussions

plusはくだけた表現で「加えて」の意味。
havin = having
「他の誰かに合った。そしてより良い議論ができた」=「新しい誰かに合って、会話も盛り上上がってる」

I know they say I move on too fast

move on too fastは「私が(何をするにも)早すぎる」と解釈するとよいでしょう。

but this one gon’ last

gon’ = gonna = going to。lastは動詞の「続く」
「でも、今回はきっと長続きする」

‘cause her name is Ari

「なぜなら、彼女の名前はAri(アリアナ・グランデ自身)」
「新しい誰か」=「自分」というオチ。これはお見事。

and I’m so good with that

「私はそれ(自分とうまくやること)が得意」と歌っています。

she taught me love, patience

さりげなく、サビのoneがsheに変わっています。
「彼女は愛や忍耐を教えてくれた」

how she handles pain, that shit’s amazing

shitも卑語ですが、ここでは、「彼女が痛みをうまく扱うその方法が、すっごく素晴らしい」と言っているのでしょう。

‘cause look what I’ve found

「だって、私が見つけたものを見て」

ain’t no need for searching

ain’tとnoで二重否定の構造ですが、ここも否定を強める言い方になっています。
「探す必要なんて、これっぽっちもない」という感じ。

one day I’ll walk down the aisle, holding hands with my mama

「いつの日か、私は通路を歩くでしょう」「ママと手をつなぎながら」
holdingは分詞構文で「…ながら」
文脈から、aisle「通路」は「ヴァージン・ロード」と思われます。

I’ll be thanking my dad

「そしてパパに感謝しているでしょう」
I’ll (will) be doingは未来進行形。

‘cause she grew from the drama

「なぜなら、彼女はドラマから育った」
dramaには、テレビドラマにあるような波乱万丈な人生を生きてきた、というニュアンスがありそうです。

only wanna do it once, real bad

wanna = want to。
「それは一度だけにしたい」とは結婚のことと推測できます。

gon’ make that shit last

gon’ = gonna。
shitはここでは威勢のよさを示し、「私はきっとそれを長続きさせてやる」というニュアンスで訳せればいいと思います。

god forbit something happens

god forbit …は「…ということは断じてない、あってたまるか」と訳せる話し言葉。
「何か(悪いことが)起こるなんてあってたまるか」

least this song is a smash

least = at least(少なくとも)
「少なくとも、この曲はスマッシュヒットだね」

番外編: thank u, jeff (The Late, Late Show)

アリアナのthank u, nextのMV自体がパロディ仕立てになっていますが、James CordenによるThe Late, Late Showでのthank u, jeffは、パロディのパロディになっています。発想がおもしろすぎる!

こちらは、James CordenからJeff Goldblumへ愛とリスペクトを込めた作品に仕上がっているようですが、Jamesの歌唱力も含めて、何倍にも楽しめるようになっています。