コンテンツ
- 1 Lost In Japan (Shawn Mendes)
- 1.1 歌詞全般について
- 1.2 英語の歌詞と和訳のヒント
- 1.2.1 all it’d take is one flight
- 1.2.2 we’d be in the same time zone
- 1.2.3 looking through your timeline
- 1.2.4 seeing all the rainbows
- 1.2.5 I got an idea, and I know it sounds crazy
- 1.2.6 I just wanna see ya
- 1.2.7 Oh, I gotta ask “Do you got plans tonight?”
- 1.2.8 I’m a couple hundred miles from Japan
- 1.2.9 I was thinking I could fly to your hotel tonight
- 1.2.10 ‘cause I can’t get you off my mind
- 1.2.11 I could feel the tension
- 1.2.12 we could cut it with a knife
- 1.2.13 I know it’s more than just a friendship
- 1.2.14 I can hear you think I’m right
- 1.2.15 do I gotta convince you that you shouldn’t fall asleep?
- 1.2.16 It’ll only be a couple of hours
- 1.2.17 and I’m about to leave
- 1.2.18 I was hoping that I could get lost in your paradise
- 1.2.19 the only thing I’m thinking ‘bout is you and I
- 1.2.20 I can’t seem to get you of my mind
- 1.3 曲のインスピレーションは?
Lost In Japan (Shawn Mendes)
タイトルにJapanが入っているので、日本人の我々としてはどこか親近感が湧くナンバーです。”Shawn Mendes”と自身の名前をタイトルにした通算3枚目のアルバムの3曲目。In My Bloodをリリースした次の日に発表されました。R&B系の大人な雰囲気がクセになる曲作りともなっています。
この記事ではLost In Japanの歌詞や意味の解説と、歌詞に使われている英語表現やフレーズの解説をします。歌詞カードに付いてくる対訳はあくまでも一つの解釈です。英語の歌詞を英語で読み取って、あなただけの日本語訳や和訳をしてみてくださいね!
本サイトでは、批評・研究の目的での引用に留め、歌詞の全体像やその対訳・翻訳・和訳は、著作権や翻訳権の関係で載せていません。英語の歌詞についてはgenius.com>Lost In Japanをどうぞ。
歌詞全般について
友達関係から恋愛に発展する間に位置する二人(おそらく)。歌詞の主人公は、恋愛相手の住む国とは別のところにいますが、「数百マイルしか離れてないし、これから会いにいってもいいかな」と歌いかけ、その情熱を伝えます。
Lost In Japanの”lost”は、他の洋楽歌詞和訳サイトで「忘れ物」と訳していますが、それは間違いです。lostは「迷う、夢中になる」という意味で使われています。なので、思いを寄せる女性は日本人、もしくは日本に住んでいるといこと。
英語の歌詞と和訳のヒント
all it’d take is one flight
it’d take = it would take
このtakeは「(時間や労力が)かかる」という意味。
「かかるであろうすべては、1回の飛行」=「飛行機で一っ飛びするだけで」
we’d be in the same time zone
we’d = we would
「僕たちは同じ時間帯に入る」
歌詞の主人公は、思いを寄せる人とは時差がある場所にいることがわかります。
looking through your timeline
ing形で始まっているのは「…をしながら」を意味する分詞構文。
「君のタイムラインを見ながら」
seeing all the rainbows
rainbowsが何を指して言っているのかは不明という前提で推測すると、タイムラインが虹色の文字で彩られているということか? これはショーン・メンデス君に聞くしかないです!
I got an idea, and I know it sounds crazy
「思いついたんだ、クレイジーに聞こえるかもしれないけど」
I just wanna see ya
wanna = want to、ya = you
クレイジーなアイディアとは、「君に会いたい」ということ。
Oh, I gotta ask “Do you got plans tonight?”
gotta = got to(しなければならない)
「そういえば聞かなきゃならないんだけど、今晩は予定入ってるかい?」
こんなセリフ、ぜひ行ってみたいですね、はい。
I’m a couple hundred miles from Japan
a coupleは「2・3の」という意味合い。
「日本から数百マイル離れたとこにいるんだけど」
mileは1.6kmです。
I was thinking I could fly to your hotel tonight
was / couldは過去形ですが、仮定法過去の用法で、より婉曲的な言い回しになります。つまり、遠回しな言い方になり、露骨な言い方になっていないということですね。
「今晩君のホテルまで飛んでいくこともできるって思ってるんだけど」
‘cause I can’t get you off my mind
‘cause = because
get A off one’s mindで「Aを考えずにはいられない」
I could feel the tension
tensionは「緊張」
推測ですが、この緊張とは男と女の関係になる間際の緊張感?
we could cut it with a knife
「その緊張をナイフで切ることもできるんだ」
I know it’s more than just a friendship
「ただの友情以上のものだってわかってる」
I can hear you think I’m right
「僕が正しいって君が思ってるのが聞こえる」
do I gotta convince you that you shouldn’t fall asleep?
convinceは「確信させる」
「(今晩は)寝ちゃいけないって君に確信させなければならないかい?」
It’ll only be a couple of hours
a couple of hoursで「2・3時間」という意味。
「たったの数時間(の距離)だから」
and I’m about to leave
be about toで「まさに…しようとする」
「これから(君のところへ)向かおうとしているところだよ」
I was hoping that I could get lost in your paradise
was / couldは前出の仮定法過去の用法に同じ。
get lostは「迷う」=「夢中になる」
「君の楽園の中で迷子になりたいと思っているんだ」
the only thing I’m thinking ‘bout is you and I
‘bout = about
「僕が考えているのは、君と僕のことだけだ」
I can’t seem to get you of my mind
seem to「…のようだ」
「君のことが頭から離れないようだ」
曲のインスピレーションは?
ショーン・メンデスのインタビューを読むと、曲のインスピレーションは自身が見た夢から得たようです。
I had this dream that I was lost in this country and I woke up the next day and we had this cool piano part and the song was birthed.
日本で道に迷った夢を見て、次の日目覚めるとピアノのパートができており、この曲が生まれたと。
また、MVは東京を舞台にした恋を描く映画「Lost In Translation(ロスト・イン・トランスレーション)」のオマージュにもなっています。詳しくはショーン・メンデス、日本が舞台「ロスト・イン・ジャパン」MVを『深堀り』&徹底解説で。
最後に、AMAでのショーン君のパフォーマンスを。33秒あたりで出てくるのは、ショーン・メンデスとも交流のあるカミラ・カベロですね。ノリノリです。